横浜市金沢区にある「ブランチ横浜南部市場」へ。
2015年3月に中央卸売市場としては廃止された南部市場の一部を、横浜市による公募による選定のうえ
大和リースが2019年9月「賑わいエリア」として再開発したショッピングセンター。
敷地面積34,719.81㎡、延床面積20431.13㎡、店舗面積15,277㎡。
旧市場の店舗(協同組合 横浜南部市場共栄会が運営)も残っていて、市場とSCの店舗が共存する
面白いタイプの商業施設です。
特にSC側にある鮮魚店と青果店が並ぶ生鮮エリアは、海外のマーケットのような雰囲気も感じられ
平日でもたくさんのお客さんがお買い物に来ていました。
生鮮エリアとは別に、横須賀市本社のスーパー「エイヴイ」も入居していて、
こちらはお値打ちさと品ぞろえで集客されているようです。
その他、ノジマ、スシロー、モスバーガー、クリエイトSD、西松屋、シャトレーゼ、上州屋など
約30店舗が入居(横浜南部市場共栄会運営部分除く)。
JR京浜東北線(根岸線)「新杉田駅」からシーサイドラインに乗り換え「南部市場駅」目の前の立地。
やや工業チックな雰囲気の立地ですが、新鮮な食材やお子さんも寛げるようなオープンな広場もあった
りで、賑わい豊かな施設になっているようでした。
こちらの施設、店舗面積1,000㎡以上で必要な大店立地法の指針に基づく駐車場台数を満たしている
にも関わらず(現状約775台)、駐車台数が足らない状況が発生するという、専門家いわく珍しい
施設らしいです。
普通、指針をクリアしていれば基本的に不足することはないとか(駐車場出入りの渋滞はあっても)。
確かに視察日は平日にもかかわらず、駐車場かなり埋まっていましたので、それだけ集客力の高い
施設であると言えるのでしょう。
卸売市場は一般の人でも買い物はできるものの、やや敷居が高い感じや駐車場の整備が遅れていたりで
なかなか一般的な買い物場にはなっていない気がします。でも市場の楽しげな雰囲気は大きな
集客機能となる可能性が高く、広い敷地は十分な駐車場として活用できると思います。
このような施設が名古屋の日比野の市場などにもできれば、、面白いなぁ♪